仮
面ライダーポイズン 第四話
433 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 17:52:13
ID:DioIMPln0
ミ,,゚Д゚彡「あー畜生…一体どこなんだよここ…腹減ったぞゴ
ラァ…」
当てもなく彷徨う事一週間…
強靭な体を持つフサギコも流石に限界が近づいていた
ミ,,゚Д゚彡「自分が誰なのかも分かりやしねえし…あーあ…」
ミ,,゚Д゚彡『気を紛らわせるためにちょっと回想でもしてみるか…』
何か大きな試験管の中にいて…いきなり逃げろと外に出されて…
わけもわからずに夢中で走ってここまできたんだよな…
ミ,,゚Д゚彡『…結局何もわかんねーしみじけえなおい』
記憶があるのがここ一週間くらいだけなのだから仕方がないか…
435 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/16(日)
18:04:09
ID:DioIMPln0
ミ,,゚Д゚彡「はぁ…腹へっt…っておお!?あそこに見えるは村!?
キタコレ!!」
――――――――…………
ミ,,゚Д゚彡「親父!韮ラーメン大盛り追加!」
親父「はいよ…しかしよく食うねぇ」
ミ,,゚Д゚彡「一週間ぶりの飯だからな!うはwwwwテラウマスwwww」
親父「そいつぁ良かった」(こいつ金あんのかな…?)
ミ,,゚Д゚彡『金ないけどまあ良いかwwwww』
436 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/16(日)
18:56:05
ID:DioIMPln0
ミ,,゚Д゚彡「ふぅー…食った食った」(さーて金ないぞ…どうしよう
か)
親父「こらまた…スゲエ量食ったな兄ちゃん」(さあ金払え)
と、その時
ドオォォォォォン…
ミ,,゚Д゚彡「な、なんだ!?爆発!?」
村人A「た、大変だ!や、奴らが!奴らが来た!」
親父「な、なんだってーーー!!?」
ミ,,゚Д゚彡「奴ら…?親父、奴らって誰だ?」
親父「はぁ!?兄ちゃんしらねえのか!?avexだよ、avex!」
ミ,,゚Д゚彡『avex…何でだろう…懐かしい感じがする…』
438 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/16(日)
19:44:16
ID:DioIMPln0
ミ,,゚Д゚彡「あれが戦闘員…」(やっぱり…敵とは思えない…)
村人B「もう駄目だ…この村は…もう…」
ミ,,゚Д゚彡『あ、良い事思いついた』
親父「くそ…何の恨みがあるってんだ!」
ミ,,゚Д゚彡『この村救う→俺救世主→金払わなくてもいい→キタコレ!!』
ミ,,゚Д゚彡「皆…下がってな!この村は俺が救ってやる!」
親父「な、なに言ってんだ兄ちゃん!?」
村人A「奴らはavexの戦闘員だぞ!?」
村人B「一般人が勝てるわけないだろ!?」
ミ,,゚Д゚彡「ふふふ…俺は一般人などではない!」
441 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/16(日)
20:31:39
ID:DioIMPln0
片手間で課題やりながら書いてるので遅くてすまん
戦闘員「何だお前は!」
ミ,,゚Д゚彡「それは俺が知りたいくらいだな」
戦闘員「何を訳のわからんことを…!やれっ!」
ミ,,゚Д゚彡「正義だの悪だのに興味はないが…俺の金の為に死んでくれ!」
戦闘員「うぉぉぉぉおおおーーー!!」
ミ,,゚Д゚彡「行くぞ!変・身!」
辺りを光が包み込む!
戦闘員「な、なんだ!?」
ミ(,,●{Д}●)「仮面ランナーフサ、見参!」
444 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/16(日)
20:49:52
ID:DioIMPln0
戦闘員「え、ええい!怯むな!行くぞ!!」
ミ(,,●{Д}●)「ふ…」
戦場を駆け抜ける一陣の風…
ミ(,,●{Д}●)「俺のスピードにはお前らごときじゃ追いつけないぜ…」
戦闘員「な、ば、馬鹿な!?あれだけいた仲間が一瞬にして!?」
ミ(,,●{Д}●)「クハハハハハ!!三下は黙って死んどけぇ!」
戦闘員「ひ、ひぎぃ!!」
――――――――…………
avex第36支部
雑魚「い、>>1様!」
(´⊇`)「…私をその名前で呼ぶな!」
雑魚「す、すいませんでした!」
(´⊇`)「私の名前はアインだ…次にその名で呼んだら…」
雑魚「は、はい!」
445 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/16(日)
21:19:42
ID:DioIMPln0
(´⊇`)「で、何だ?」
雑魚「は、はい…この画像を…」
(´⊇`)「…!!これは…ライダー01…ようやく見つかったのか」
雑魚「はい」
(´⊇`)「探したよ…01…よし。迎えに行くぞ。準備を」
雑魚「ハッ!」
――――――――…………
ミ,,゚Д゚彡「ふぅ…あらかた片付いたな」
親父「すげえな兄ちゃん!」
村人A「すげえ!すげえよあんた!」
村人B「ありがとう助けてくれてありがとう!」
ミ,,゚Д゚彡「いやなに、飯をおごってくれたほんのお礼さ」
親父「いや金は払えよ」
ミ,;゚Д゚彡「ちょwwwww」
451 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/16(日)
21:46:35
ID:DioIMPln0
雑魚「アイン様…ポイントに到着しました」
(´⊇`)「よし…降ろせ」
ミ,,゚Д゚彡「そ、そこをなんとか…」
親父「そうはいかんざき!…ん?何だ、あれ…」
村人A「ヘリコプター?」
村人B「な…ひ、人が飛び降りたぞ!?」
村人C「む、無傷!?こ、こっちに来る!」
(´⊇`)「こんなところにいたのか…ライダー01…」
ミ,,゚Д゚彡「ライダー01…?俺のことか?」
(´⊇`)「そうだよ…人造ライダー01、それが君の名だ」
ミ,,゚Д゚彡「人造…だと?」
(´⊇`)「そう…君は我らavexに生み出されし存在だ…」
ミ,,゚Д゚彡「・・・・・・」
(´⊇`)「さあ、家に帰ろう!」
453 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/16(日)
22:18:38
ID:DioIMPln0
ミ,,゚Д゚彡「そうか…お前たちなら俺が何者なのか教えてくれるんだ
な?」
(´⊇`)「勿論だ…君を今より強くする事だって可能だ」
ミ,,゚Д゚彡「そうか。よし、戻ろう」
(´⊇`)「ふふふ…良い子だ。さて、帰る前に、と」
ミ,,゚Д゚彡「何だ?」
(´⊇`)「この村を壊滅させてくれないかな?悪気はなかったとはいえ・・・君のせいで失敗したわけだし?」
ミ,,゚Д゚彡「…嫌だね」
(´⊇`)「命令を拒否する気かい?」
ミ,,゚Д゚彡「あんたがやればいい。こいつらは弱い。俺は強い奴としか戦う気はないね」
(´⊇`)「…そうかい。まあいいだろう。…行こうか」(こんな辺境の村…後でどうとでも出来る)
ミ,,゚Д゚彡「おう」(うはwwwこれで金払わないですむwwwwラッキーwwww)
455 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/16(日)
22:57:45
ID:DioIMPln0
――――――――…………
(´⊇`)「着いたぞ。ここが今日からお前の家となる」
ミ,,゚Д゚彡「へぇ…結構立派じゃねえか」
(´⊇`)「ここがお前の部屋だ…と。その前に一回検査を受けてくれ」
ミ,,゚Д゚彡「検査…?またあの試験管の中に突っ込むって言うならごめんだぞ」
(´⊇`)「違うから安心しろ。なぁに、ちょっとした健康診断みたいなものさ」
ミ,,゚Д゚彡「ならいいか」
――――――――…………
(´⊇`)「検査結果はどうだった?」
研究員「ライダー01「フサギコ」は、どうやら第四段階まで完了しているようです」
(´⊇`)「第四段階…体は完璧、という事か」
研究員「はい。しかしあいつにはまだ善悪の判断が出来ません。あるのは…闘争本能のみ」
(´⊇`)「成程、な。04の方はどうだ?今度こそ成功するんだろうな?」
研究員「ハッ。04は明日にでも第四段階が終了します」
(´⊇`)「抜かるなよ…仏の顔も三度まで。次に失敗したら…」
研究員「は、はい!」
456 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/16(日)
23:33:28
ID:DioIMPln0
ミ,,゚Д゚彡『avex、ねぇ…よく分からないが…。まあ飯は美味そ
うだし良いか』
ミ,,゚Д゚彡『ふむ…結構広いな…地図を頭の中に入れておけと言われたが…』
ミ,,゚Д゚彡『…と、なんだ…?この通路…地図に載ってないぞ…?』
ピィーーーー
「貴方のID権限ではこの通路は開放できません」
ミ,,゚Д゚彡『何なんだここは…と、あそこにいるのは…丁度良い』
ミ,,゚Д゚彡「おい、アインとかいったか。ここは一体何なんだ?」
(´⊇`)「ああ…そこか。…ふむ。丁度良い見せてあげよう。…着いて来な」
――――――――…………
ミ,,゚Д゚彡『何だ…この雰囲気…どこかで…』
――――――――…………
(´⊇`)「着いたぞ。」
ミ,,゚Д゚彡「な、こ、これは…!?」
ミ,,゚Д゚彡『緑色の液体…巨大な試験管…まさか…!?』
468 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/17(月)
02:48:53
ID:wipqdxPp0
(´⊇`)「そう…そのまさか、さ」
ミ,,゚Д゚彡「俺の…兄弟…」
(´⊇`)「兄妹、と言うべきかな。この場合は」
ミ,,゚Д゚彡「妹…」
近づいて見てみる
それはフサに反応したのか、微かに動く
ミ,,*゚ー゚彡「・・・・・・・・・」
ミ,,゚Д゚彡「・・・・・・・・・」
(´⊇`)「ふ…感動のご対面か。まあしばらくいるが良いさ。私は出ているよ」
ミ,,゚Д゚彡「・・・・・・・・・」
ミ,,*゚ー゚彡「・・・・・・・・・」
(´⊇`)『ふん…あの様子なら調教はいらんかも知れんな…』
489 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/17(月)
21:27:33
ID:5/oI0sB90
ミ,,゚Д゚彡『まだ寝てる…のか?』
ミ,,*゚ー゚彡「・・・・・・・・・」
ミ,,゚Д゚彡「ん?名前が書いてあるな…ライダー04…「フサしぃ」…」
フサギコの声に反応したのか、ピクリと動き、目がうっすらと開く
ミ,,゚Д゚彡「フサしぃ…」
ミ,,*゚ー゚彡「・・・ ・・・・・・・ ・・・」
ミ,,゚Д゚彡「なんだ?何か言ってる…」
試験管の厚い壁伝いに、必死に口の動きを読むフサギコ
ミ,,゚Д゚彡「こ・・・こ・・・か・・・ら・・・に・・・げ・・・て…か?」
492 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/17(月)
22:20:40
ID:5/oI0sB90
ミ,,゚Д゚彡『うーん…逃げろって言われてもなぁ…俺来たばっかだ
し…理由も分からん』
ミ,,゚Д゚彡『何より…あいつを…フサしぃを置いてく訳にはいかない気がする…』
――――――――…………
(´⊇`)「おい」
研究員「はい、何でしょう?」
(´⊇`)「01の調教は後にしろ。04の完成を急げ」
研究員「?分かりました、が…何故?」
(´⊇`)「01は04がこちらの手中にある限り裏切らん…まさかこんな所でG遺伝子とC遺伝子が役に立つとはな」
研究員「Giko遺伝子とCi遺伝子ですか…」
(´⊇`)「元々は戦闘能力に特化しすぎた01の補助役として作った奴だが…思わぬ役に立ちそうだ」
493 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/17(月)
22:58:19
ID:5/oI0sB90
ミ,,゚Д゚彡『フサしぃは何が嫌なんだろう…飯美味いし、良いと思う
んだが』
ミ,,゚Д゚彡『あ、そか。明日聞いてみりゃいいじゃん。うはwww俺頭ヨスwww』
――――――――…………
ミ,,゚Д゚彡『ふぅ…やっぱこの雰囲気には慣れないぜ…っと。まだ寝てるのか?』
ミ,,*゚ー゚彡「・・・・・・・・・」
ミ,,゚Д゚彡「お、起きてるのか。おいすー」
ミ,,*゚ー゚彡「・・・ ・・・ ・ ・・・・ ・・・・」
ミ,,゚Д゚彡「なんだ?こ・・・こ・・・か・・・ら・・・だ・・・し・・・て・・・?」
ミ,,*゚ー゚彡「(こくりとうなずく)」
ミ,,゚Д゚彡「あ、そうか。これぶっ壊せば直接話できんじゃん!うはwwwwおkwwwwうおりゃぁああ!」
ガッシャーン!!
フィーォンフィーォン
〈緊急事態発生、緊急事態発生…ライダー04の逃亡を確認しました…繰り返す…〉
ミ,,*゚ー゚彡「出してくれて…ありが…とう」
ミ,,゚Д゚彡「お、おう…って照れてる場合じゃねえwwwwwヤバスwwww」
496 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/17(月)
23:36:07
ID:5/oI0sB90
――――――――…………
(´⊇`)「状況を報告しろ!04が脱出しただと!?何故だ!?」
研究員「は、はい!どうやら01が手を貸したようです!」
(´⊇`)「なんだと!?くそ…隔壁閉じろ!あの部屋にマイクをつなげ!」
――――――――…………
ミ,,゚Д゚彡「勢いでぶっ壊しちまったけど…警報とか鳴ってるしなぁ…結構ピンチ?」
ミ,,*゚ー゚彡「もう…ここは…嫌…」
ミ,,゚Д゚彡『でもフサしぃはこう言ってるしなぁ。できればこいつの言ってる事は叶えてやりたいし…』
(´⊇`)〈01!貴様、何のつもりだ!〉
ミ,,゚Д゚彡「何のつもりって言われてもなぁ…フサしぃが出たいって言うから出してやっただけだ」
ミ,,*゚ー゚彡「私…外に出たい…ここで妹達…皆殺された…ここは…いやッ…!」
(´⊇`)〈余計な動きはするな…そのままでいるのならば今回の事は許してやる…〉
ミ,,゚Д゚彡「…っと。俺は別にこのままでも良いんだがね…こいつが外に出たいって言ってるんだ
余計な動き…させてもらうぜ!!」
501 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/18(火)
00:31:19
ID:DcxxSlBH0
(´⊇`)「くそ!何故だ何故だ何故だ何故だ!」
研究員「あ、アイン様」
(´⊇`)「ええい、もう知るか!全隔壁閉鎖!奴らをぶっ殺せ!」
研究員「了解」
――――――――…………
ミ,,*゚ー゚彡「ごめん…ね…フサギコ君…まで…巻き込んじゃ…って…」
ミ,,゚Д゚彡「なぁに、気にするな。俺の意思だ」
ミ,,*゚ー゚彡「うん…ありが…とう…」
ミ,,゚Д゚彡「さぁて…一暴れすっかな!」
525 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/18(火)
21:02:39
ID:DcxxSlBH0
ミ,,゚Д゚彡「変・身!」
周囲を包み込む光
ミ(,,●{Д}●)「仮面ライダーフサ、見参!さぁて、華麗に脱出としゃれ込もうか!」
ミ,,*゚ー゚彡「うん…」
(´⊇`)〈させるか!者共、であえであえ!〉
その一声で次々と集まる戦闘員
その数知れず…だが
ミ(,,●{Д}●)「ハッ!こんな雑魚共で…」
戦場を吹き抜ける一陣の風
ミ(,,●{Д}●)「俺を止められるかぁあああ!!!!!」
風の吹き抜けた後に残るのは累々たる屍
ミ(,,●{Д}●)「俺を舐めるなよ!」
(´⊇`)『く…さ、流石は戦闘力特化のライダー…!強い…!』
ミ(,,●{Д}●)「さあ、行こう!フサしぃ!」
ミ,,*゚ー゚彡「…うん!」
526 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/18(火)
21:28:35
ID:DcxxSlBH0
ミ(,,●{Д}●)「ふはははは!見ろ!隔壁がゴミのようだ!」
――――――――…………
(´⊇`)「く…」
研究員「だ、駄目です!隔壁がいとも簡単に突破されていきます!」
(´⊇`)「仕方がない…奴を出せ!」
研究員「や、奴をですか!?しかしあれはまだあれは」
(´⊇`)「ごちゃごちゃ言うな!ただでさえうちは二回実験に失敗してるんだ…」
研究員「は、はい…」
(´⊇`)「これ以上(´・ω・`)様を失望させるわけにはいかん!」
研究員「わ、わかりました…」
(´⊇`)「そうだ…それでいい」
――――――――…………
ミ(,,●{Д}●)「妙だな…急に戦闘員が出てこなくなった…」
ミ,,*゚ー゚彡「うん…」
ミ(,,●{Д}●)「何か誘導されてるような感じもするな…くそ、間取り覚えときゃよかった…」
ミ,,*゚ー゚彡「フサ君…こっち…扉が開いてる…」
ミ(,,●{Д}●)『…間違いなく罠だろうが…』
ミ(,,●{Д}●)「罠がある、と言う事はここが正しい道、と言う事か…よし、行こう!」
ミ,,*゚ー゚彡「うん」
529 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/18(火)
23:12:36
ID:DcxxSlBH0
その開けた空間に「それ」はいた
{ (●)__(●) }「・・・・・・・・・」
ミ(,,●{Д}●)「お、おまえは誰だゴラァ!」
全身を大量の毛に包まれ頭部には巨大でど派手なトサカが
全てを聴き通せるかのような大きな耳
手はなく、あるのは足だけ
鳥類にも似たその黄色い口ばし
まるでガラスの球をはめたかのような目
(´⊇`)〈ふふふ…ははは!〉
スピーカー越しに聞こえる笑い声
(´⊇`)〈そいつはね…我らavexのインスパイア計画の第二弾…〉
(´⊇`)〈「ファービー」をインスパイヤして作られた怪人…〉
(´⊇`)〈その名も…ファビリアン!!!〉
ミ(,,●{Д}●)「ちょwwwおまwwwww」
530 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/18(火)
23:24:14
ID:DcxxSlBH0
(´⊇`)〈我らがavexの叡智を結集して作られた怪人の力…思い知
るが良い!行け!ファビリアンよ!〉
{ (●)__(●) }「ファー…ブルスコー…ファー…ブルスコー…」
ミ(,,●{Д}●)「い、色々と突っ込みたいところはあるがそんな場合でもないか」
ミ,,*゚ー゚彡「う、うん…」
ミ(,,●{Д}●)「まあいい。邪魔をするなら倒すまで!行くぞ!うおおおおぉぉぉ!!」
{ (●)__(●) }「ア…アッーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
ミ(,,●{Д}●)「う、うおおお!?」
突如ファビリアンから発せられた衝撃波が、フサを吹き飛ばす!
(´⊇`)〈ふふふ…ファビリアンの攻撃方法は「声」だ!〉
ミ(,,●{Д}●)「こ、声だと…!?」
(´⊇`)「そう…とてつもない巨大な音量ゆえに発せられる衝撃波!
聞く者にその恐ろしさゆえに多大なショックを与える精神攻撃!
それより何より防ぐ事のできない「音」と言う攻撃!」
ミ,,*゚ー゚彡「うう…」
(´⊇`)「ふふふ・・・ははは!いくら戦闘特化のライダーとはいえ…こいつには勝てまい!
やれ!ファビリアンよ!」
{ (●)__(●) }「ナ、ナデナデシテェーーーーーーーーーー!!!!!」
ミ(,,●{Д}●)「ぐ、ぐああああ!!!!!!!」
ミ,,*゚ー゚彡「・・・・!!!!」
534 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/18(火)
23:35:18
ID:DcxxSlBH0
ミ(,,●{Д}●)『く、くそ…このままじゃヤバイ…!俺はともか
く…フサしぃがもたない!!』
ミ,,*゚ー゚彡「う…うう…」
(´⊇`)〈無駄だ無駄だ無駄だぁ!音速でも超えん限り貴様に勝ち目はなぁーーーい!〉
ミ(,,●{Д}●)「…いいぜ…やってやる…」
(´⊇`)〈?〉
ミ(,,●{Д}●)「超えて見せるさ…!音速だろうが…光速だろうが!」
(´⊇`)〈戯言を!さあ、止めを刺せ!ファビリアンよ!〉
ミ(,,●{Д}●)『そうだ…守るんだ!勝つんだ!俺らがやらなきゃ…誰がやる!』
その誰よりも純然たる想いは力に
燃え上がる鼓動は激しく
漲る力はかつてなく
ミ(,,●{Д}●)「う、おおおおおお!!!!!」
瞬間
少年の体は音速を超えた
535 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/18(火)
23:36:52
ID:DcxxSlBH0
ミ(,,●{Д}●)『声が…遅れて聞こえる…?』
ふと気がつけばそこはファビリアンの目の前
何故だかフサにはこいつの倒し方が分かった
ミ(,,●{Д}●)『首元を…』
ミ(,,●{Д}●)『横から…』
ミ(,,●{Д}●)『思いっきりチョップ!!!』
極限まで加速されたチョップがファビリアンの首元が叩き込まれる!
首元を横から思い切りチョップしたら
「モルスァ」みたいなこと言いながらすごい勢いで飛んで行った。
537 名前:ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/18(火)
23:43:55
ID:DcxxSlBH0
(´⊇`)〈ば、馬鹿な・・・〉
ミ,,*゚ー゚彡「ふ…フサ君っ…!」
ミ(,,●{Д}●)「はは…ははは!超えたぜ音速!」
(´⊇`)〈こんな…こ、こんな筈では!!!〉
ミ(,,●{Д}●)「やっぱり俺TUEEEEEEE!!!!!よっしゃ、行くぞフサしぃ!」
ミ,,*゚ー゚彡「うん…!」
――――――――…………
(´⊇`)『馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿なぁ!!!!!何故だ!何故敗れた!』
研究員「だ、駄目です!01と04、止まりません!」
(´⊇`)『なんだあの強さは!何だあのスピードは!』
研究員「あ、アイン様!し、指示を!」
(´⊇`)「私が出る…!私自らであの餓鬼共を殺してやる!これ以上の失敗があっては…
(´・ω・`)様に顔向けが出来んっ!!!」
52 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/21(金)
22:09:24
ID:LCiO66Hn0
ミ(,,●{Д}●)「もう大分走ったな…そろそろ地上に出ても良いは
ずだ」
ミ,,*゚ー゚彡「…うん」
ミ(,,●{Д}●)「・・・?どうした?元気がないな」
ミ,,*゚ー゚彡「…ごめんね…私の…わがままで…」
ミ(,,●{Д}●)「なんだ…そんな事か。気にするな。俺が勝手にやってるだけだし」
ミ,,*゚ー゚彡「…私ね…怖かったの」
ミ(,,●{Д}●)「・・・」
ミ,,*゚ー゚彡「あの部屋…後二人いたの…えぃちゃんと…びぃちゃん…」
ミ(,,●{Д}●)「02と03か」
ミ,,*゚ー゚彡「うん…二人とも…すっごく仲良しだった…」
ミ(,,●{Д}●)「・・・」
ミ,,*゚ー゚彡「でも…失敗作だって分かった瞬間…殺されたの…目の前で…」
ミ(,,●{Д}●)「…そうか」
ミ,,*゚ー゚彡「だから…だか、ら…」
ミ(,,●{Д}●)「…我慢しないで良いよ…俺がいるから…」
―――――――――………
54 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/21(金)
22:14:51
ID:LCiO66Hn0
―――――――――………
ミ,,*゚ー゚彡「…ありがとう…」
ミ(,,●{Д}●)「なぁに、気にするなって…んじゃ、行こうか!」
ミ,,*゚ー゚彡「…うん!」
―――――――――………
ミ(,,●{Д}●)「あれは…出口か!」
巨大な扉の前に立ちふさがる影
(´⊇`)「…やっと来たか…悪いがお前らを外に出すわけにはいかん」
ミ(,,●{Д}●)「知ったこっちゃないね」
(´⊇`)「…貴様は何故そこまで必死になる?今まで面識もなかった奴の為に」
ミ(,,●{Д}●)「理由?下らないな…理由がなきゃ戦えないのか、あんたは」
(´⊇`)「・・・・・・」
ミ(,,●{Д}●)「守りたいから守る。出たいと言うから手伝う…それだけだ!」
(´⊇`)「単純な馬鹿が…!そんなんで私に勝てると思うな!行くぞ!」
55 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/21(金)
22:23:18
ID:LCiO66Hn0
(´⊇`)「うおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ミ(,,●{Д}●)「は、はやい!?」
(´⊇`)「戦闘員と一緒だと思うなよ!」
ミ(,,●{Д}●)「くっ…!上等だ!」
凄まじい速さで両者はぶつかり合う
音をも置き去りにするその速さ
繰り出された拳は互いを掠めるのみ
放たれる蹴りはむなしく空を切る
ミ(,,●{Д}●)「ははっ…!強いな、あんた!最高だ!」
(´⊇`)「貴様のような戦闘狂には分からないだろうな…私の戦う理由など!」
音を置き去りにした世界で、しかし互いの声は届く
(´⊇`)「全身全霊を込めて立てたスレが糞スレの烙印を押される…」
ミ(,,●{Д}●)「・・・・・・」
(´⊇`)「良かれと思って起こした行動を…貴様らは拒否した!」
ミ(,,●{Д}●)「・・・・・・」
(´⊇`)「それでも私はスレを立てることを止めなかった…需要があると信じていた!」
56 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/21(金)
22:31:02
ID:LCiO66Hn0
(´⊇`)「だが…ある日私は規制をくらった」
ミ(,,●{Д}●)「・・・・・・」
(´⊇`)「絶望の底に叩き落とされたさ!「お前は要らない」世界にそう言われたんだ!」
ミ(,,●{Д}●)「・・・・・・」
続く攻防
(´⊇`)「だがそんな私を…(´・ω・`)様は拾ってくれた…!」
ミ(,,●{Д}●)『(´・ω・`)…誰だ?』
(´⊇`)「負けるわけにはいかないのだよ…!」
叫びと共にスピードを上げる(´⊇`)
その体から漂う殺意と怨念は異常
ミ(,,●{Д}●)「くっ・・・!何だ…このプレッシャーは!?」
(´⊇`)「…貴様には分かるまい!この私を通じて出る、糞スレの怨念が!」
ミ(,,●{Д}●)『ば、馬鹿な!?何だこの力は!?か、体が…うごかな…』
(´⊇`)「死ねぇええぇぇぇぇぇ!!!!」
ミ(,,●{Д}●)「・・・・・・!!!」
58 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/21(金)
22:45:22
ID:LCiO66Hn0
思わず目を閉じるフサ
ミ(,,●{Д}●)『・・・・・・?』
しかし、予想していた衝撃は襲ってこない
(´⊇`)「きっさまぁぁぁぁああああ!!!!」
ミ(,,*○{ー}○)「私だって…戦える!」
目を開けると、そこには見慣れぬ姿
ミ(,,●{Д}●)「フサしぃ!」
姿が変わっても、間違えることはない
ミ(,,*○{ー}○)「大丈夫?」
ミ(,,●{Д}●)「大丈夫に決まってるだろ!」
(´⊇`)「何故だ!何故いつもいつもいつも私は邪魔をされる!疎まれる!嫌われる!」
ミ(,,*○{ー}○)「哀れな人…!」
ミ(,,●{Д}●)「教えてやろうか?」
(´⊇`)「貴様に…貴様に何が分かる!」
ミ(,,*○{ー}○)「自分が愛されるには、まずは愛す事からはじめなくてはいけない…」
ミ(,,●{Д}●)「そうだ…貴様に足りなかったのは…ほんの少しの空気を読む力と…愛だ!」
(´⊇`)「・・・!?」
59 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/21(金)
22:57:14
ID:LCiO66Hn0
(´⊇`)「愛…愛だと…ふざけるな!何故私が愛する必要がある!私は
愛される存在のはずだ!」
ミ(,,*○{ー}○)「自分を特別だと思い込んで…愚かで、そして可哀相な人」
ミ(,,●{Д}●)「叩き込んでやるぜ…愛って奴をな!いくぞフサしぃ!」
ミ(,,*○{ー}○)「うん…!」
(以下、描写は脳内補完でお楽しみ下さい)
ミ(,,●{Д}●)「いぃぃぃぃぃくぞぉぉぉぉ!俺の両足がぁ!」
ミ(,,*○{ー}○)「光って唸る!」
ミ(,,●{Д}●)「幸せ求めて…」
ミ(,,*○{ー}○)「走れと叫ぶ!」
ミ(,,●{Д}●)「フサフサ!」
ミ(,,*○{ー}○)「ラァァァブラァァブ…」
ミ(,,●{Д}●)&ミ(,,*○{ー}○)「ラァァァァイダァァアァァキィィィィック!!!!!」
60 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/21(金)
22:59:49
ID:LCiO66Hn0
(´⊇`)「そんな…そんな馬鹿な!う、うわあぁぁぁあぁぁ!!!!」
ミ(,,●{Д}●)「我らが愛に…」
ミ(,,*○{ー}○)「勝てぬも…のな、ι…(/////)」
ミ(,,●{Д}●)「うはwwwwwノリで言ったけどテラハズカシスwwwwwww」
61 名前: ポ
イズン書いてた人 ◆0pp51GOg6o [sage] 投稿日: 2005/10/21(金)
23:13:04
ID:LCiO66Hn0
―――――――――………
アジトを脱出(壊滅)させて3日
二人はいつぞやの村にいた
ミ,,゚Д゚彡「さぁて…これからどうするかね」
ミ,,*゚ー゚彡「何が正しいのかは分からない…でも…私は…」
ミ,,゚Д゚彡「…わぁーってるよ。助けたいんだろ?俺たちみたいな奴らを」
ミ,,*゚ー゚彡「…うん」
ミ,,゚Д゚彡「いいぜ、俺もやる」
ミ,,*゚ー゚彡「ありがとう…」
ミ,,゚Д゚彡「よせよ…恥ずかしいだろwwww」
―――――――――………
親父「盛り上がってるとこ悪いんだがな…借金返すまでここから出れると思うなよ?」
ミ,,゚Д゚彡「・・・・・・」
ミ,,*゚ー゚彡「…私も手伝うよ…」
ミ,,゚Д゚彡「・・・ありがとうございます」
仮面ライダー( ^ω^)外伝
仮面ライダーフサ・了
戻る 第五話へ進む