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仮面ライダーポイズン 第二話


194 名前: ポ イズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 00:31:26 ID:Rnmq3/Ip0

―――――――――――…………

あの戦いから早一年
「彼」は日毎に勢力を増し続けていく敵を相手に戦い続けていた
そうする事で救える命があると…
減らせる悲しみがあると、信じて…

―――――――――――…………

               仮面ライダー( ^ω^)外伝

                 仮面ライダーポイズン
              〜The End of Poison`s Battle〜

                     −開幕−

195 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 00:33:16 ID:Rnmq3/Ip0

(●{A}●) 「くそ!間に合わなかったか…」
視線の先にはかつては村だったものの残骸
見るも無惨に破壊し尽くされ、火を放たれた村
(●{A}●) 「………」
今となっては最早見慣れてしまった光景…
僅かな希望を胸に、生存者がいないか捜索してみる
(●{A}●) 「………」
酷い有様だった
女も子供も容赦なく殺されている
(●{A}●) 「く……」
焼けた死体の臭いが鼻を刺す
何度嗅いでも、なれることのない臭い…

197 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 00:35:03 ID:Rnmq3/Ip0

――――――………

あの戦いから一年がたった
敵の主格を倒し、アジトを一つ潰したあの戦い…
だがしかし敵の勢力は一向に衰える気配はなかった
むしろ、日毎に勢力を増してすらいるようだった
異変に気づいた国は総力をあげて抗戦するも、圧倒的な戦力の前に成す術もなく
今では防戦一方となっていた
一体どこでそこまでの力を蓄えていたのか…
一体どこから現れたのか…
疑問は尽きない
だがしかし戦うしかないのが現状だった

――――――………

198 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 00:38:53 ID:Rnmq3/Ip0

――――――………

(●{A}●) 「全滅、か」
生存者の捜索を終えたポイズンは一人呟く
自分の無力さを痛感していた
一度戦闘となれば、戦闘員の一個師団であろうと負けはしない
…最も、戦闘をする事ができればだが
巨大な組織に単身戦いを挑むとはかくも無謀なことなのか
しかし頼ることの出来る存在もいない今、己で成すべきことを為すしかない…
ない物をねだっていても、仕方ないのだ
ポイズンは漆黒のバイク…愛車に跨り村を後にした

―――少し離れた場所で、そんなポイズンを見つめる二つの影

「ふふふ、見つけたよ…」
「…会いたかったわ…タカシ…」

199 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 00:43:16 ID:Rnmq3/Ip0

凄まじい速さで迫りくる拳
『…大丈夫、かわせる』
落ち着いて半歩後ろに下がり拳をかわす
それとと同時に銃を構える
…狙いは頭部
冷静な手つきでトリガーを引く
13mmの弾丸を発射する超大型銃が凄まじい音、反動と共に牙を剥く!
放たれた弾丸は戦闘員の強化スーツをもたやすく貫き、頭部に大きな風穴を開ける
「次!」
崩れ落ちる戦闘員を尻目に、周囲を見回す
大分数は減ったとはいえ、まだ四人残っている
正面切って相手にするには分が悪い
『ならば…!』
少女はきびすを返し、近くの建築物の中へと逃げ込む
それを追う戦闘員
少女の逃げ込んだ建物へ戦闘員が足を踏み入れたその時…
「!?」
起こる爆発
直撃を受けた戦闘員一人が跡形もなく消し飛ぶ
…少女の仕掛けた地雷だった
『後三人…!』

200 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 00:48:13 ID:Rnmq3/Ip0

喜んではいられない
戦闘員が罠に驚き足を止めている内に急いで距離をとる
…生身の人間と、強化手術を施された戦闘員とでは、圧倒的生身の人間は不利だ
だからこそ頭を使う必要がある
思考を止めた瞬間、間違いなく死ぬ
罠を仕掛け終え、その場から逃げ去ろうとする少女
しかし強化手術を受けた戦闘員のスピードは凄まじい
みるみる少女との差が縮まる
そして今まさに少女に襲いかからんとしたその時、戦闘員に数本の線が走る
綺麗な切断面を残し、戦闘員は崩れ落ちる
『やった!』
それは通路一面に張り巡らされた極細のワイヤーだった
『あれ?』
ワイヤーの罠にかかった戦闘員は二人だけ…
『もう一人は!?』

201 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 00:52:31 ID:Rnmq3/Ip0

焦って周囲を見渡す少女…気配がした
そう、それももの凄い近くに
急いで振り向いた少女の視界に映ったのは、今まさに拳を降りおろさんとする戦闘員の姿…!
『ま、まずい!』
銃を構えようとする、が間に合わない
『………っ!』
と、まさにその瞬間に駆け抜ける、闇
超速で飛来した闇の弾丸は、戦闘員の頭を吹き飛ばした!
ポ「危なかったな」
闇の発射された方に顔を向け、少女は言う
「…お兄ちゃん」


202 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 00:59:18 ID:Rnmq3/Ip0

―――――――………

「あの日」逃がした少女が傷つき倒れているのを偶然見つけたのは半年ほど前
幸いにして傷は浅く、命に別状はなかった
手当てをしてしばらくの後、少女は目を覚ました

「助けてくださってありがとうございます」
('A`) 「無事で…良かった。…何故、あんな怪我を?」
「お兄ちゃん…」
('A`) 「?」
「私は…戦う事にしました」
「私のような子供を増やさないために…」
「そして…強くなるため…お兄ちゃんを殺すために」
('A`) 「………」

―――そう…これが、俺の…罪
―――こんなにも幼く、可愛い少女が、戦いに身を投じる理由を作ったのは…俺だ

('A`) 「せめて…せめてこの国からは離れられないのか?」
('A`) 「極東の国々にはまだそこまで奴らの手は及んでいないと聞く…」
('A`) 「そこでも戦う事はできるはずだ」
「…おにいちゃん」
('A`) 「…何?」
「今の私にとって、『逃げる』という行為に意味はありません」
「逃げた先に…何がありますか?」
「…何かあるというのならば逃げるのも手段の一つでしょう」
「でも私がここで逃げても…何もありません」
「残るは怒りと…後悔だけ」

204 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 01:09:39 ID:Rnmq3/Ip0

―――嗚呼…なんて強い…

('A`) 「ならばせめて十分な強さを得るまでは俺が側に…」
「…いいえ」
「努々忘れないで下さい…おにいちゃん」
「貴方は私の…敵です」
('A`) 「………」
「それにお兄ちゃんにはやるべき事があるでしょう?」
「私だけに構っている暇など、ないはずです」
('A`) 「………」
「でも今は…今はまだ良いです」
('A`) 「?」
「今お兄ちゃんを殺しても、意味はありません」
「犠牲者が増えるだけ…」
「だからまだ生かしておいてあげます」
「でももしお兄ちゃんが歩みを止めたその時は…必ず、殺します」
('A`) 「…うん」
「悪でも正義でも、構わないんです…」
「大事なのは…貫く事」
('A`) 「…うん」
「お願いです…」
('A`) 「?」
「これ以上私に…殺させないで下さい」
('A`) 「………」

――――――――………

206 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 01:15:01 ID:Rnmq3/Ip0

「ありがとうございました…なんか私、助けてもらってばっかりです」
('A`) 「お礼なんて…いいよ」
('A`) 「…この町も、襲われたのか」
('A`) 「比較的大きなこの町には、駐屯の軍隊もいたはずだが…」
「…全滅しました」
('A`) 「く…」
「生存者も…私だけです…」
('A`) 「くそ…!」
('A`) 『このままじゃジリ貧だ…せめて、アジトの場所さえわかれば…!』
「焦っては駄目です…」
('A`) 「分かってる…分かってるけど…」
歯痒かった
苦しかった
今もなお奪われる命があることを思うと
今もなお生まれる悲しみがあると考えると

208 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 01:25:46 ID:Rnmq3/Ip0

その時だった

ドォォォォォン…

('A`) 「な、なんだ!?」
「な、なに!?」
一瞬の閃光と共に轟く爆発音
('A`) 「近い…!」
急いで外へと飛び出す二人
爆発音のした方へ目を向ける
('A`) 「人…?」
そこには黒いローブに身を包み、仮面を顔につけた怪しげな二人組がいた
「あの二人が…?」
('A`) 「…分からない、が…危険な感じがする」
「うん…」
('A`) 『なんだ…あの二人…この感じ…どこかで…?』

210 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 01:30:52 ID:Rnmq3/Ip0

黒ローブ男「やあ…やっと会えたね」
黒ローブ女「会いたかったわ…」
('A`) 「お前らは…誰だ」
男「おいおい…そんなに殺気立つなよ…折角の再会が台無しだ」
('A`) 「再会だと…?何を言っている?」
女「ふふふ…まあ、そんな事はどうでも良いわ…」
男「ま、それもそうだね」
女「ねえ、お二人さん?…あ・そ・び・ま・しょ?」
そう言うや否や、二人は瞬時に加速
一気にポイズンたちとの距離をつめる
('A`) 「くそ、何だって言うんだ!…変身!」
漆黒が集まり、闇から出は黒き戦士―仮面ライダーポイズン
二人「「せい!」」
二人は見事なコンビネーションで攻撃を繰り出してくる
(●{A}●) 『は、はやい!』
左から迫る拳を後ろに飛んで避ければ、もう一人が右から迫る
男「どうしたどうした!」
反撃の糸口をつかめず、防戦一方になるポイズン

211 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 01:33:52 ID:Rnmq3/Ip0

「お兄ちゃん!」
「!?」
響く、銃声
吐き出された13mmの弾丸は、真っ直ぐに黒ローブの女へと向かう
女「ちっ!」
咄嗟に後ろへと飛び距離をとる女
二人のコンビネーションに生じる僅かな隙…反撃のチャンス
(●{A}●) 「せいやぁ!」
ここぞとばかりに拳に闇を集め、繰り出す!
男「く…」
必死に飛びのき、拳をかわす男
(●{A}●) 「まだだ!」
再度闇を収縮し、体勢の不安定な男へと闇を弾丸のように放つ
男「ちぃ!」
男は不安定な体勢ながらも体をひねり、闇を避ける
だが、遅い
男「な!?」
一気に距離をつめていたポイズンが再度拳を振るう!
(●{A}●) 「せい!」
男「ぐう!?」
放たれた右ストレートが男の顔面に直撃し、仮面が吹き飛ぶ
仮面の下から現れたその顔は・・・
(●{A}●) 「!!お、お前は…!?」
(・ー・)「あーあ、ばれちゃったか」

213 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 01:43:30 ID:Rnmq3/Ip0

(●{A}●) 「何故お前が生きている…!」
(・ー・)「ふふふ…ポイズン…君に会いたくてね…帰ってきちゃったよ」
(●{A}●) 「ふざけるな!」
(・ー・)「おー怖い怖い…」
「お兄ちゃん、後ろ!」
女「甘いわね…」
(●{A}●) 「ぐああ!?」
いつの間にやら回りこんでいた女の放った蹴りは、見事にポイズンを捉えていた
ミシリ、と嫌な音がした
「お兄ちゃんから離れろ!」
銃を連続で発砲する少女
たまらずに避ける女
(●{A}●) 『これは…アバラは折れたか…!』
(・ー・)「おいおい、僕を忘れてもらっちゃ困る」
(●{A}●) 「!」
繰り出される無数の拳
(●{A}●) 『何だ…!?前よりも…速い!?』
(・ー・)「どうしたんだよ…ポイズン!」

216 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 01:52:24 ID:Rnmq3/Ip0

(・ー・)「お前はこんなもんだったのか?」
(●{A}●) 『隙が…ない!』
(・ー・)「がっかりだ…がっかりだぞ?」
(●{A}●) 「ぐああ!?」
何とか凌いでいたポイズンの体を、ついに王子の拳が捉える!
(●{A}●) 「ごふっ…!」
(・ー・)「だめだなぁ…てんでお話にならないよ…なあ、どうすれば良いかなぁ?」
女「そうね…こういうのは、どうかしら?」
(●{A}●) 「な、何を…」
「!?きゃあああ!!!!」
女「囚われのお姫様救出劇って奴よ…」
(・ー・)「ふむ…良いかもしれないね」
(●{A}●) 「や、やめろ!彼女を放せ!」
女「あーら、いい顔…」
(●{A}●) 「彼女は関係ないだろう!?」
女「関係ない訳ないじゃない…ほら、今の貴方、必死になってるでしょう?」
(●{A}●) 「うおおおお!!!」
女へと向かって一気に加速するポイズン!
(・ー・)「おっと…僕を倒してから、だよ?」
しかし立ち塞がる王子
(・ー・)「言ったよね…力が全てだ、って」

219 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 02:04:05 ID:Rnmq3/Ip0

女「そういうこと…お姫様を助けたかったら…そいつを倒して、私の元ま でいらっしゃい?」
(・ー・)「そういうことだ…さあ、遊んでいる余裕はなくなったぞ?」
女「あんまり遅かったら、殺しちゃうんだから…うふふふ」
(●{A}●) 「貴様らぁ!!!!」
女「うふふ、いい顔…悔しかったら追いついてみなさい!ま、私は逃げるけどね?」
そう言うと女は少女を抱え、凄まじい速さで逃げ出した
(●{A}●) 「ま、待て!…ぐあ!?」
(・ー・)「物分りが悪いなぁ…」
(●{A}●) 「く・・・」
(・ー・)「僕を倒さなきゃ駄目だって言ってるのに…」
(●{A}●) 「うおおおおお!」
ポイズンの咆哮と共に、周囲に集まっていく闇
(・ー・)「そう…それで良いんだよ…!!!」
(●{A}●) 「うおおおおおお!!!!」
突っ込むポイズンと迎え撃つ王子
目にも留まらぬ速さで繰り広げられる攻防
(・ー・)「うおおおお!!!!」
(●{A}●) 「うおおおおお!!!!」

220 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 02:13:32 ID:Rnmq3/Ip0

今だ決着はつかない…両者の実力は拮抗
決め手を欠いたまま続く戦いに、ポイズンは焦り始めていた
(●{A}●) 『はやく…早く助けにいかなきゃ、いけないのに!』
(・ー・)「…隙、だ!」
(●{A}●) 「しまっ…!」
王子の一撃がポイズンに決まる
(・ー・)「もらったよ!」
二撃、三撃、四撃…
(●{A}●) 「ぐあ!ぐ!が!ぐう!」
(・ー・)「まだまだ!」
(●{A}●) 『こんな所で…立ち止まっている時間はないのに!』
五撃、六撃、七撃
(・ー・)「あは、あはは…あ、あ…」
(●{A}●) 「こんな…こんな所で!!!!」
(・ー・)「あ…あ…あ、あ、あああああああああ!!!!!!!」
突然の叫びと共に止む攻撃
(●{A}●) 「ぐ…な、なんだ…!?」

224 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 02:29:09 ID:Rnmq3/Ip0

(・ー・)「やめろおおお!!!!う、ぐ、あ、うおおおおおおお お!!!!」
(●{A}●) 『な、何だ!?何が起こっている!?』
(・ー・)「僕をボクを…!ボ、ボクハあ!ほ、誇り高きオウジだゾ!!!!」
(●{A}●) 「何だ!?何を言っている!?」
(・ー・)「ヤメ、ヤ、ヤメろおおおオオ!!!!!!!!!!!」
叫ぶ王子の目からは血の涙
(・ー・)「僕は死んだんだ!王子として僕は死んだ!」
(●{A}●) 「・・・・・・・・・」
(・ー・)「貴様の…貴様のような奴の僕などにはああああ!!!!!!!!!」
(●{A}●) 『何があったんだ!?』
(・ー・)「うあおおおあああ!!!!ころ、す殺す殺す殺す殺す!!!!」
(・ー・)「ポオオォオッォォォォイズゥゥゥッゥン!!!!!!!!」
(●{A}●) 「!」
(・ー・)「お前を殺せば!お前を殺せば僕はまた戻れる!あそこに戻れるんだ!」
最早狂ったように叫び散らす王子
以前の冷静な姿は見る影もない
(・ー・)「・・・・・・・・・・・殺してくれ…ポイズン…俺を…殺して…」
(●{A}●) 「…何があったかは知らないが」
(・ー・)「僕を…ころ…ころ、すうううう!!!!!!ポオオオイズン!!!!!」
(●{A}●) 「死者に構っている余裕はない…!」
(・ー・)「うううううううおおおおおおおああ!!!!!!!!」
(●{A}●) 「あの世へ戻れ!王子!」
血の涙を流しながら迫る王子を迎え撃つは、冥土の闇とも見える漆黒の戦士
(●{A}●) 「うううおおおおおお!!!!」
放たれた闇を纏いし拳が王子に突き刺さる
(●{A}●) 「無に、帰れええ!!!!!!」

225 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 02:38:46 ID:Rnmq3/Ip0

王子に突き刺さった拳
拳に纏いし闇は急叫びと共に激に膨張し、爆発!
(●{A}●) 「安らかに、眠れ…」
(・ー・)「ありが…と…う」
そう言い残し、王子は再度この世から姿を消した

――――――――――………

???「なーんだぁ…やられちゃったのか」
???「やっぱ脳味噌残しといたのは失敗だったなぁ」
???「ま、もう片方に期待しとこうか」

――――――――――………

(●{A}●) 「まだ…生きてる!」
前に助けたときに、彼女につけておいた発信機
反応があるということはまだ生きているという事だ
(●{A}●)『急がないと・・・!』
ポイズンはバイクに跨り、発信機の示す方向へと駆ける

229 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 02:51:35 ID:Rnmq3/Ip0

――――――――――………

(●{A}●) 「ここか…」
発信機の示す場所…それは古い城だった
不気味な雰囲気ではあるがしかし、敵の気配がない
(●{A}●) 「いくしかない、か…!」
(●{A}●) 『待ってろ…今、助けに行くから…!』

――――――――――………

中で待っていたのは、あの時少女をさらった女だった
(●{A}●) 「…彼女をかえしてもらう」
女「あら、いらっしゃい…。もう追いついたの…流石ね、タケシ…」
(●{A}●) 「お前は誰だ。何故俺の名前を知っている!」
女「酷い子…まだわからないの?」
(●{A}●) 「………」
女「私はこんなにもあなたに会いたかったというのに…」
(●{A}●) 「………」
女「でも、良いわ…許してあげる。だって…」
女がコートと仮面に手をかける
J(○{ー}○)し「愛すべき息子だ者…」
(●{A}●) 「カ、カーチャソ…!?」

234 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 03:04:57 ID:Rnmq3/Ip0

J(○{ー}○)し「会いたかったわ…タケシ…」
(●{A}●) 「う、嘘だ…」
J(○{ー}○)し「嘘なんかじゃ、ないわよ…あなたの母親よ」
(●{A}●) 「母さんは…あの時確かに死んだ!」
J(○{ー}○)し「うん…そうよ…私は確かにあの時死んだわ」
(●{A}●) 「・・・」
J(○{ー}○)し「でもね…ここの主様がね、生き返らせてくれたのよ!」
(●{A}●) 「…馬鹿な」
J(○{ー}○)し「嘘じゃないわ…現に王子だって、生きてたでしょう?」
(●{A}●) 「くっ…!」
J(○{ー}○)し「あぁ…嬉しい…こうしてタカシにまた会えるなんて…」
(●{A}●) 「母さん…そこをどいてくれ。助けなきゃいけない人が、いるんだ」
J(○{ー}○)し「そんな事、言わないで…」
(●{A}●) 「…どいてくれ!」
J(○{ー}○)し「だめよ…いかないで…タカシ…」
(●{A}●) 「…え?」

(●{A}●) 『…?あぁ、俺、抱きしめられてるのか』
(●{A}●) 『…温かい…』
(●{A}●) 『いい匂い…これが…カーチャンの…』
J(○{ー}○)し「ねぇ…タカシ…もう、どこにも行かないで…」
(●{A}●) 『気持ち、良い…』
J(○{ー}○)し「一杯、一杯、愛してあげるから…もう一回…やりなおそ?」
(●{A}●) 『カーチャン…』

235 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 03:10:30 ID:Rnmq3/Ip0

J(○{ー}○)し「ずっと…一緒よ…」
(●{A}●) 「カーチャン…」

ズブリ

(●{A}●) 「…え?」
J(○{ー}○)し「もう…逃さないんだから…」

突如脇腹を襲う灼熱

(●{A}●) 「カ、カーチャン…何、を!?」
J(○{ー}○)し「もう…離さない…」

突き刺さる剣

J(○{ー}○)し「愛してるわ…タカシ…」

噴出す、血

(●{A}●) 「う、ぐあああああ!!!!!!」

237 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 03:20:21 ID:Rnmq3/Ip0

J(○{ー}○)し「うふふふ…タカシ…」
(●{A}●) 「ぐ、がぁ…」

いつの間に手にしたのか、母の手には白き剣
剣先からはポイズンの血が滴る

(●{A}●) 「な、何、を…」
J(○{ー}○)し「愛してあげるわ…一杯…」
(●{A}●) 「う、うわああ!?」

脇腹を貫かれ、立つのがやっとなポイズンに母が迫る
繰り出される剣撃
避ける術もなく、切り裂かれるポイズン

(●{A}●) 「な、なんで…なんでだよ!カーチャン!!」
J(○{ー}○)し「タカシ…」

続く残撃
ポイズンは必死にかわそうとするも、思うように動く事ができない

(●{A}●) 「母さん、やめて、やめてくれ!!」
J(○{ー}○)し「ヤメル…?何をヤメルの…?」

239 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 03:29:44 ID:Rnmq3/Ip0

(●{A}●) 『こ、このままじゃ駄目だ…!なんとかしないと!』
(●{A}●) 『何とか気絶させられれば…!』

腕に力が入らない
いや、もう足の力さえ抜けてきた
立っているのも、辛い

J(○{ー}○)し「タカシ…タカシ…タカシ…」
(●{A}●) 「カーチャン…ごめん!」

ありったけの力を込めて手刀を首筋へ叩き込む込む!

(●{A}●) 「……っく!」

…はずだった

(●{A}●) 『駄目だ…俺はこの人を…攻撃できない…!』

まるで細胞が別の意思を持っているかのように
遺伝子が共鳴しているかのように
ポイズンの手は母の首筋ぎりぎりのところで止まっていた…

240 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 03:38:38 ID:Rnmq3/Ip0

J(○{ー}○)し「あら…おいたは駄目よ…?」
(●{A}●) 「う…く…」
J(○{ー}○)し「お仕置きしなくっちゃ…」

そう言うと母は剣を構えた
母の纏う光を実体化したかのようなその剣は、光が増えるごとに輝きを増していく

J(○{ー}○)し「お・し・お・き・!」
(●{A}●) 「ぐ、ぐあああああああ!!!!!!!!!!!!!」

一閃
遥かに刀身と輝きを増した剣がポイズンを袈裟切りにする
強化装甲をも断ち切り、吹き出す大量の血

(●{A}●) 『もう…だめなの…か…?』

241 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 03:52:32 ID:Rnmq3/Ip0

脳裏に浮かぶのは少女の姿

(●{A}●) 『ごめん…俺はもう…』

――――――――――………

『起きなさい、タカシ…』
(●{A}●) 『誰…?』
『あなたにはまだ、為すべき事があるでしょう?』
(●{A}●) 『もう…無理だよっ!』
『甘えるんじゃ、ありません!』
(●{A}●) 『!!』
『決めた事があるのでしょう?為すべき事があるのでしょう?』
(●{A}●) 『・・・』
『ならばそれをなさい…』
(●{A}●) 『でもあれは…あれはカーチャンなんだ!無理だよ!カーチャンを殺すなんて出来ない!』
『死者は蘇らないわ…あれは、私の形をした別のもの…』
(●{A}●) 『でも…!』
『貫く、とは…そういう事』
(●{A}●) 『…!』
『さあ、お行きなさい』
(●{A}●) 『・・・』
『これ以上母を、恥曝しにしないで…』
(●{A}●) 『カーチャン…』
『息子を傷つけるような母親など…恥でしかないわ…例えそれが本当の私ではないとしても』
(●{A}●) 『…わかった。俺、やるよ』
『ありがとう…タカシ…良い、子…』

――――――――――………

245 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 04:04:21 ID:Rnmq3/Ip0

(●{A}●) 「はっ!?い、今のは…?」
(●{A}●) 『夢…?』
(●{A}●) 『いや、違う…夢なんかじゃない…』
J(○{ー}○)し「タカシ…タカシ…タカシ…」

母の纏う光の中、僅かに感じるのは先程までの気配

(●{A}●) 『そこに…いるんだね…母さん』
J(○{ー}○)し「タカシ…タカシ・・・タカシ…」
(●{A}●) 「やってやる…やってやるさ…!」
J(○{ー}○)し「愛してあげる…愛して・・・」
(●{A}●) 「うおおおおお!!!!!!!!」

急速にポイズンの両手に収束する闇
闇を練り上げ、実体化させる

(●{A}●) 「うおおおおおおお!!!!!!!」

両の手より生まれいずるは黒き刃

J(○{ー}○)し「タカシ…タカシイイイイ!!!!!!!!!!!」
(●{A}●) 「カーチャン…さようなら…」

白と黒…刹那の交錯

246 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 04:09:20 ID:Rnmq3/Ip0

激しい金属音
宙に舞うは白き剣
崩れ落ちる母
飛び散る血潮
地に突き刺さる剣

『ありがとう…タカシ…』

(●{A}●) 「…カーチャン…」
(●{A}●) 「俺は…進むよ…」

『良い、子…』

――――――――――………

248 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 04:23:59 ID:Rnmq3/Ip0

黒き刃を片手に、ポイズンは進む
目指すは反応のある最下層

――――――――――………

(∂д6)「やあ、ポイズン…ようこそ、我が城へ!」
(●{A}●) 「彼女を返してもらう…」
(∂д6)「まぁまぁ…そう慌てなさんなって。で、どうだった?」
(●{A}●) 「…何がだ」
(∂д6)「実際の親を殺した気持ちさ!」
(●{A}●) 「きっさまぁああ!!!」
(∂д6)「おー怖い怖い…そんなに怒りなさんなって」
(●{A}●) 「貴様は…貴様だけは…!」
(∂д6)「おいおい、何怒ってるんだよ?あれは本当のお前の親じゃないんだぜ?」
(●{A}●) 「・・・」
(∂д6)「ちょっくら死体の一部から復元して適当に記憶突っ込んだだけの代物さ」
(●{A}●) 「・・・」
(∂д6)「うーん、でもやっぱりその反応を見る限りいけそうだね!俺の計画!」
(●{A}●) 「計画、だと?」
(∂д6)「そうそう、見てよこれ!」

そう言ってが彼が示した先には何百という数の巨大な試験管
中に入っているのは、先程までポイズンが戦っていた…

(●{A}●) 「これは…まさか…!」
(∂д6)「そう、そのまさか!大変だったんだよ?これだけの数復元するの!」

251 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 04:36:48 ID:Rnmq3/Ip0

(∂д6)「君には負けちゃったけど…こいつの性能は大したもんだ し…」
(●{A}●) 「・・・」
(∂д6)「これだけいればまあ世界征服も簡単!みたいな?」
(●{A}●) 「貴様…貴様のような人間がいるからっ…!!!」
(∂д6)「おーっと、実はまだこれだけじゃないのさ」
(●{A}●) 「いい加減に…!!」
(∂д6)「まあ見てこれ!今まで死んだ親全員の復元体!
      もーこれさえあればどんな奴でも怖くないね!」
(●{A}●) 「貴様ぁ…!!!」
(∂д6)「ふひひ!いいのかな?そんなに怒っちゃって?彼女は僕が預かってるんだよ?」
(●{A}●) 「き、さ、ま、あああ!!!!」
(∂д6)「分かった分かった!返してあげるから!」
(●{A}●) 「…何だと?」
(∂д6)「まあついておいでよ」

しばらく進むと、そこには拘束された少女がいた
(●{A}●) 「!!」
「おにいちゃん!」
(∂д6)「あ、そうそう」
(●{A}●) 「?」
(∂д6)「勘違いしちゃやだよ?」
(●{A}●) 「何がだ?」
(∂д6)「彼女を返すのは君じゃなくて…天に、だよ?」

次の瞬間、少女の首が宙を舞った

255 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 04:41:57 ID:Rnmq3/Ip0

(●{A}●) 「…え?」
(∂д6)「あは、あはははははは!!!」

――――――ナニガオキタ?

(∂д6)「あは、あはは、あひいいいひひひ!!!!」

――――――コイツハナニヲシタ?

(●{A}●) 「う…う…うああああああああ!!!!!!!!!!!」
(∂д6)「あはははは!良いねぇ!怒ったか!分かりやすい分かりやすい!」
(●{A}●) 「貴様あああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
(∂д6)「あははは!!!!!!」

―――――――死ね

ぶつけるのはまごうことなき明確な殺意
体を突き動かすは絶え間ない怒り

(∂д6)「怒りは強い力を生む…冷静さと引き換えに、ね」
(●{A}●) 「うわああああああああああああ!!!!!!!!」
(∂д6)「当たらないよ…そんな闇雲に振り回したってね!」

259 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 04:49:33 ID:Rnmq3/Ip0

―――――――「お兄ちゃんは私の敵です」

(●{A}●) 「嘘だ・・・嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だああああ!!!!!!!!!!!」
(∂д6)「あは、あはははははは!!!!!」

―――――――「私にこれ以上…殺させないで下さい」

(●{A}●) 「う、う、ううううわああああああああああ!!!!!!!」
(∂д6)「はははは!理解したかい?己の矮小さを!理解したかい!?己の弱さを!!」

―――――――「おにいちゃん…」

(●{A}●) 「なあ…なんでだよ?何でこうなるんだよ!?」
(∂д6)「うふふふ…怒り過ぎ去って悲しみが襲来ってところだね?チャンスかな?ん?ん?」
(●{A}●) 「こんな…こんな死に方させるために…助けたんじゃ、ない!」
(∂д6)「知らないね…まあここでもう死ぬ訳だし…悩む必要もないと思うよ?」
(●{A}●) 「!?」

261 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 05:01:06 ID:Rnmq3/Ip0

(●{A}●) 「がっ・・・!?」

ふと見てみれば、腹部を触手のようなものが貫いている

(∂д6)「どう?俺の体…素晴らしいと思わない?」
(●{A}●) 「がはぁ…!」

ぼこぼこという気持ち悪い音共に急速に膨らんでいく(∂д6)の体
体が膨らむにつれ、触手の数も増えていく
やがてはとってつもない広さであったはずの地下室をも
埋め尽くさん勢いの大きさにまでなった

(∂д6)「いやぁ…小さいなぁ…」
(●{A}●) 「で、でかい…」
(∂д6)「まるで豆だね、豆!ほうら!」

無数の触手がポイズンを襲う

(●{A}●) 『よけられな…!…いや、待てよ…』
(●{A}●) 『避ける必要…あるのか?』

262 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 05:07:16 ID:Rnmq3/Ip0

(●{A}●) 『彼女は死んだ…それだけじゃない』
(●{A}●) 『たくさんの人が死んだ…殺した…』
(●{A}●) 『これが俺の選んだ道の答えだというのなら…いっそ…』
(●{A}●) 『この場で死んでしまったほうが…』

思考は絶えることなく、しかし触手はポイズンを攻撃し続ける
だがもうポイズンは気にはしていないようだった

(●{A}●) 『俺が生きている事がマイナスでしかないというのならば…』

触手が無抵抗のポイズンを容赦なく襲う

(●{A}` )『生きている意味なんて…』
(●{A}` )『ほら…もう体も動かない…』
(●{A}` )『もうここで…終わりにしよう…』

(∂д6)「なんだ…諦めたのか…つまんないな」

263 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 05:15:12 ID:Rnmq3/Ip0

(∂д6)「ほら、遊ぼうよ?」

触手に下から叩き上げられ、ポイズンは上空に凄まじい勢いで吹き飛ばされる
その勢いは天井に当たっても止まることなく、天井をも突き破って尚止まらない

(●{A}` )『ああ…痛いなぁ…』

一階の天井に当たってようやく止まったポイズン
次は当然、重力に引かれて地へと落下を始める

(●{A}` )『ああ…地面にぶつかる…っぐああ!!』
(●{A}` )『あれ…なんだろう…床が冷たい…』
(●{A}` )『!!ああ、ここは…』

床に広がる血
倒れている死体
突き刺さっている剣

(●{A}` )『カーチャン…やっぱり俺…俺…』

―――――――――『正義とか悪じゃないんです』

(●{A}` )『なんだよ…なんで今更こんなの…思い出して…』

264 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 05:23:37 ID:Rnmq3/Ip0

――――――――『大事なのは…』

(●{A}` )『あぁ…そうだ』
(●{A}` )『そういえばそんな事を言っていた…』
(●{A}` )『大事なのは何だって言ってったっけ…』

カチッ…と指が何かに触れる

――――――――『甘えるんじゃありません!』

知らず知らずと腕は伸びる
剣を、掴む

――――――――『貫く事…』

(●{A}` )「ああ、そうだ…」

―――――俺はまだ、死んでない
―――――だから…貫かなきゃ、な


265 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 05:28:02 ID:Rnmq3/Ip0

剣を地面から抜く
母親の使っていた剣

(●{A}` )「ハッ・・・」

未だにしっかりと黒き刃を握っていた自分の右腕

(●{A}` )「何だなんだ…生きる気満々じゃねーかよ・・・」

地面が揺れる
現れたのはようやく上ってきた(∂д6)

(∂д6)「お?何か復活してる?」
(●{A}` )「あぁ…おかげさまでな…」
(∂д6)「ふーん…ま、どうせ死ぬんだけどね」
(●{A}` )「はは…そうかもな」
(∂д6)「・・・」
(●{A}` )「ただ俺は、貫くのみ…行くぞ!」

266 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 05:34:23 ID:Rnmq3/Ip0

右手の黒き刃
左手の白き剣

実体化させていた力を解放する

(●{A}` )「二刀よりなりて…」

流れてくる母の力
気のせいだろうか・・・凄く、あたたかい

(●{A}` )「一刃となる…!」

まさに全身全霊の力を込め、力を練り上げ実体化させる
その手に出は半身は黒く、半身は白く、そして強大なる一振りの太刀

(∂д6)「へぇ・・・」
(●{A}` )「…参る!」

268 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 05:42:57 ID:Rnmq3/Ip0

(●{A}` )「うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!」
(∂д6)「やらせはしない!!!」

一陣の光の如くポイズンが飛ぶ
迎え撃つは無数の触手
永遠とも思えるその刹那
全ての触手は断ち切られ、しかし光は止まらない

(∂д6)「そんな・・・そんな、馬鹿なぁ!!!!」
(●{A}` )「はああああ!!!!!!!!!!!」

袈裟懸けに一閃
巨体が切り倒される

(●{A}` )「これで…」

狙うは頭部
構えは牙突

(●{A}` )「終わりだあああああ!!!!!!!!!!!!!!」
(∂д6)「うおあああああああ!!!!!!!!!」


――――――光は、貫いた…

270 名前:
ポイズン ◆0pp51GOg6o 投稿日: 2005/10/01(土) 05:53:17 ID:Rnmq3/Ip0

――――――――――………

これで良かったのかな?
分からない…
彼女が生きていたら、なんて言っただろう
「一番大事なのは貫くこと」
こう言ってくれただろうか?

――――――――――………

とある場所、二つの墓の前で

('A`) 「あの日から…力が使えなくなったよ…」
('A`) 「使いすぎたのかな…分からない」
('A`) 「でもどうやら…俺は生きてるようだ」
('A`) 「だからもうちょっと…もうちょっとだけ…貫いてみるよ」
('A`) 「「大事なのは貫くこと」…だよな?」

―――――『ここで、見てるから…』

声が、聞こえた、気がした


               仮面ライダー( ^ω^)外伝

                 仮面ライダーポイズン
              〜The End of Poison`s Battle〜

                                                 (了


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